質問
FlexiCapture Cloudでは、FlexiCapture Connectというツールが利用可能です。FlexiCapture Connectの使用方法を教えてください。
回答
以下、概要(詳細はOnline Help参照)。
- FlexiCapture Connect は、インストーラにて展開されるサービスです。
- 環境設定ファイルを利用して、FlexiCapture Cloudと連携、以下機能を提供します。
- 画像アップロード+エクスポートデータ取得機能:
- ローカル監視フォルダから画像を取得し、FlexiCapture Cloudに画像をアップロードします。
- FlexiCapture Cloud上のエクスポートステージのタスクからOCRデータをローカルフォルダに展開します。
- データセット用、CSVデータ差替え機能
- ローカル監視フォルダからデータセットのデータを取得し、ABBYY FlexiCapture Cloudのデータセットを差替えます。
- 画像アップロード+エクスポートデータ取得機能:
本記事では、ABBYY FlexiCapture Connectの使用方法を紹介いたします。
- FlexiCapture Cloudのダウンロードサイトから、FlexiCapture Connect のインストーラをダウンロードします。
- ウィザードに従い、FlexiCapture Connectをインストールします。
- インストール後、OSを再起動し、以下の内容を確認します。
- サービスに「ABBYY FlexiCapture Connect」が登録されていることを確認します。
- デフォルト設定でインストールした場合(以下、同様)、「C:\Program Files (x86)\ABBYY FlexiCapture Connect」に、「json」があることを確認します。
- 環境設定ファイル:「json」の設定
「C:\Program Files (x86)\ABBYY FlexiCapture Connect\config.json」をコピーし、バックアップを取っておきます。
各設定項目の概要に則って設定を行います(主要な項目を掲載)。
項目 |
例 |
概要 |
|
url |
https://usa.flexicapture.com |
ABBYY FlexiCapture CloudのURL |
|
tenant |
Test |
利用テナント名 |
|
user |
Admin_Test |
テナント管理者ログイン アカウントID |
|
password |
p@ssword |
テナント管理者ログイン アカウントIDのパスワード |
|
name |
project |
FlexiCapture プロジェクト名 |
|
import |
|
|
|
|
\directory |
C:\\HotFolder\\Import |
インポート画像のホットフォルダ |
|
\fileMask |
* |
インポート画像の種類 |
|
\verification_type |
NoVerification |
検証是非。但しWorkflowの設定が優先される為、利用しない |
|
\export_format |
Xml |
OCR結果のタイプ。但しWorkflowの設定が優先される為、利用しない |
|
period |
00:01:00 |
1分毎に実行 |
|
schedule |
[ "12:00:00", "06:00:00" ] |
毎日、12時と6時に実行 |
export |
|
|
|
|
\directory |
C:\\HotFolder\\Export |
OCR結果エクスポートの場所 |
|
period |
00:01:00 |
1分毎に実行 |
|
schedule |
["12:00:00"] |
毎日、12時に実行 |
templates |
|
|
|
|
\name |
Templates |
文書定義名 |
|
datasets\name |
DataSet |
データセット名 |
|
datasets\file |
file |
データセットのCSVファイル(UTF8)の場所 |
|
datasets\period |
00:01:00 |
1時間毎に実行 |
|
datasets\schedule |
["12:00:00"] |
毎日、12時に実行 |
※ [directory]、[datasets\file]等、ファイルパスにダブルバイトが含まれる場合は、「UTF8」でファイルを保存して下さい。
config.jsonの例1:監視フォルダ(HotFolder)のみで利用する場合(データセットと一緒に利用することも可能です)
{
"url": "https://usa.flexicapture.com",
"tenant": "ABCTESTCompany",
"user": "Admin_ABCTESTCompany",
"password": "p@ssword",
"projects": [
{
"name": "FC01",
"import": {
"directory": "C:\\HotFolder\\Import",
"fileMask": "*",
"settings": {
"region": "JP",
"verification_type": "NoVerification",
"export_format": "CSV"
},
"createDocument": "ForEachFile", // allowed: "ForEachFile", "Automatically"
"period": "00:01:00",
"schedule": [ "12:00:00", "06:00:00" ]
},
"export": {
"directory": "C:\\HotFolder\\Export",
"period": "00:01:00",
"schedule": [ "12:00:00" ]
},
}
]
}
config.jsonの例2:データセットのみで利用する場合(監視フォルダ/HotFolderと一緒に利用することも可能です)
{
"url": "https://usa.flexicapture.com",
"tenant": "ABCTESTCompany",
"user": "Admin_ABCTESTCompany",
"password": "p@ssword",
"projects": [
{
"name": "FC01",
"templates": [
{
"name": "ABBYY_Invoice",
"datasets": [
{
"name": "vendor",
"file": "C:\\HotFolder\\DataSets\\Vendors.csv",
"period": "00:01:00",
"schedule": [ "12:00:00" ]
}
]
}
]
}
]
}
config.jsonの例3:複数の文書定義にデータセットの反映をする場合(HotFolderと一緒に利用することも可能です)
{
"url": "https://usa.flexicapture.com",
"tenant": "ABCTESTCompany",
"user": "Admin_ABCTESTCompany",
"password": "p@ssword",
"projects": [
{
"name": "FC01",
"templates": [
{
"name": "ABBYY_Invoice",
"datasets": [
{
"name": "vendor",
"file": "C:\\HotFolder\\DataSets\\Vendors.csv",
"period": "00:10:00",
"schedule": [ "12:00:00" ]
}
]
},
{
"name": "ABBYY_PO",
"datasets": [
{
"name": "BU",
"file": "C:\\HotFolder\\DataSets\\BU.csv",
"period": "00:10:00",
"schedule": [ "12:00:00" ]
}
]
}
]
}
]
}
- ABBYY FlexiCapture Connectの実行
- コマンドプロンプトを起動します。
- ABBYY FlexiCapture Connectをインストールしたパスに移動します。
(例:C:\Program Files (x86)\ABBYY FlexiCapture Connect)
- 以下のコマンドを実行します。
FlexiCapture.Connect.exe - ログを確認し動作していることを確認します。
【留意事項】
- プロキシ対応しておりません。
- 「画像アップロード+エクスポートデータ取得機能」は、Web Capture Stationでの利用ができません
- 「画像アップロード+エクスポートデータ取得機能」のデータをハンドルできる単位は、「1プロジェクト」となります。複数プロジェクトをハンドルする際には、環境設定ファイルを入れ替える等の別途仕組みが必要となります。
- 複数の文書定義を同じバッチで処理する際に、エクスポートデータ名を同じにすると、データは1つのみ(上書き)生成されます。文書定義のエクスポートの機能で設定する、インクリメントの機能は有効になりません。
- 「データセット用、CSVデータ差替え機能」のデータをハンドルできる単位は、「1プロジェクト」となります。複数プロジェクトをハンドルする際には、環境設定ファイルを入れ替える等の別途仕組みが必要となります。
- データセットの情報をアップロードする際には、UTF8のCSVデータで実施します
- データセットの情報をアップロードする際には、UID/PWDのアカウント権限は、管理者である必要があります。
【エクスポートファイルに関する留意事項】
- 複数の文書定義を同じバッチで処理する際に、エクスポートデータ名を同じにすると、データは1つのみ(上書き)生成されます。文書定義のエクスポートの機能で設定する、インクリメントの機能は有効になりません。
- アセンブリでのインデクスフィールドによる生成データをまとめること:不可。 ※但し、エクスポートデータをまとめる際には、「FlexiLayout代替」の構成+頁続き+アセンブリ(複数ページ)設定であれば可能(画像の構成によるとことがあるので、要事前PoC)。
- 「ソースファイル名」や「<Source>」を利用したエクスポートは、画像データと異なる値が反映される制限があります。画像ファイル名をエクスポート時に利用したい場合、以下の手順を実施します。
- 追加フィールド:「サービスフィールド」を利用した画像名取得
- 追加フィールド:「テキスト」に、上記「サービスフィールド」を利用した画像名取得(例:スクリプトを利用)
- 上記「テキスト」をインデックスフィールドとして画像名をファイル名としてエクスポート
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。