認識結果の信頼度(フィールド単位)を取得する方法

質問

認識結果の信頼度(フィールド単位)を取得する方法を教えてください。

回答

認識結果の信頼値は文字毎に取得できますが、このデータの処理には多くのメモリが必要となり、各文字の信頼値をエクスポートしても、読みづらく、非指標的なデータとなる(値が高くてもその文字が間違いである可能性はあり、低くても正解である場合もある)事をご承知おきください。

文字毎の信頼値の代わりに、フィールドが確実に認識されたかを取得する方法がより実用的であり、推奨となります。

本記事では、あるフィールドの「確実さ」を表示するフィールドを追加設定する例をご紹介します。このフィールドにスクリプトルールを追加し、IFieldオブジェクトのIsSuspiciousプロパティを取得する実装を行います。

実装方法の詳細については、以下のURLをご参照下さい。

1.スクリプトルール:
スクリプトを活用したルールの設定
スクリプトルール
2.サンプルスクリプトルール:カスタムルール作成用のサンプルスクリプト
3.IFieldオブジェクト:IField

フィールドに信頼の低い文字がある場合、フィールドはIsSuspiciousになります。

なお、必要に応じてフィールドプロパティで信頼値の閾値(40%、60%、80%)も設定できます。

ルールは以下のように設定します:

CreditNoteNoフィールドの設定:

結果:

※CreditNoteNoフィールドは(下図における)Numberキャプションのフィールドです。

CreditNoteNoフィールドの設定を変更します:

結果:

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