質問
読み取ったファイルが検証画面に表示される画像に対して秘密情報のマスキングをかけることはできますか?
回答
検証ステージで画像に対してマスキングをかけるには、いくつかの方法があります。
① スキャンステーションでの編集(手作業編集)
- バッチを作成し、バッチに画像を読み込みます。
- 画像をクリックし、「画像を強調する」ボタンをクリックします。
- 「画像強調」メニューで「編集」をクリックし、マスキングしたいデータのある領域を編集下さい。
編集された領域は誰にも見えなくなりますが、エクスポートでもできなくなりますので、ご注意下さい。
② ページ追加後の時、スクリプトでの編集(自動編集)
- プロジェクト設定ステーションでプロジェクトプロパティを開きます。
- 「イベントハンドラー」タブを開き、「ページ追加後」を選択し、「スクリプトの編集」をクリックします。
- 以下のスクリプトを追加します。
//C# .Net
IEditablePictureObject editablePicture = Page.Picture.CreateEditableCopy();
editablePicture.Erase("[x1,y1,x2,y2]");
Page.ReplaceImage(editablePicture);
- 「x1,y1,x2,y2」をマスキングしたいデータのある領域の座標に変更下さい。
編集された領域は誰にも見えなくなりますが、エクスポートでもできなくなりますので、
ご注意下さい。
③ 2つの異なるワークフローのある2つのバッチタイプでの編集とエクスポート
- 文書定義「Definition1」を作成します。定義でマスキングしたいデータのあるフィールドだけを設定します。
- 「Definition1」でマスキングしたいデータのあるフィールドからのエクスポート、
- 画像上のマスキングしたいデータを編集オプションを設定します。
- 画像のエクスポートのフォルダは「Folder2」に設定します。
- バッチタイプ「BatchType1」を作成し、プロパティで「Definition1」文書定義だけを設定します。
- 「BatchType1」のワークフローで検証をオフにします。
- 画像のインポートプロファイル「Import1」を作成し、「Folder1」からインポートを設定します。
- 文書定義「Definition2」を作成します。全てのフィールドのエクスポートを設定できます。
- バッチタイプ「BatchType2」を作成し、プロパティで「Definition2」文書定義だけを設定します。
- 画像のインポートプロファイル「Import2」を作成し、「Folder2」からインポートを設定します。
編集されたフィールドは誰にも見えなくなります。エクスポートでも、「Definition1」文書定義でできます。ですが、この方法を使いますと、FlexiCaptureで処理されるページ数が倍になりますので、ご注意下さい。
④ 検証の代わりに、データ検証を使う
- ワークフローで検証をオフにし、データ検証をオンにします。
- データ検証のプロパティで処理されたフィールドを選択します。
- 「選択したフィールド外でページ画像を非表示」というオプションをオンにします。
- エクスポートで画像上のマスキングしたいデータを編集オプションを設定します。
この方法で、画像を編集しないで、補正担当者に機密データを見せずに補正処理を行えます。
全てのフィールドはエクスポートできます。ですが、データ検証しか使えませんので、ご注意下さい。
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。