質問
FirstFound: 最初の発見 の使い方を教えてください。
回答
FirstFound: 最初の発見は、複数の要素(Element)を登録し、登録した(上から)順番に要素が発見されるまで探索が行われます。
特に以下のようなケースに有効で、各条件に対して探索可能な要素を全て登録しておくことで、読み取りたい項目にたどり着く可能性を大きく高めることが可能となります。
- 複数の異なるレイアウト帳票の定義を共通化したい場合
- (同じレイアウトではあるが)画質などの影響により条件が変わると、探索可能な要素が異なる場合
以下に、FirstFound が活躍する代表的な例を紹介します。
【例1】
画像品質が悪い場合、当初想定していたアプローチで要素が取得できないケースが出てきます。その際、「IF文の様に」最初のアプローチで取得できなければ、First Found を利用し、次のアプローチを展開することができます。
【例2】
サンプルによって文字認識結果にばらつきがある場合、Static Textの検索テキストとして「住民票|住民|票」と(1ワードにも関わらず)複数候補を記載すると仮設ツリーにて分岐が走ってしまい、探索が不安定になります。※仮設ツリーについては、こちらの記事をご参照ください。
そのような場合、First Found を利用することで仮設ツリーでの分岐発生を抑えることができます。
詳しくは下のリンクからご入手できるサンプルプロジェクトをご覧ください。
*ご覧になるには、バージョン12.0.3.2634以上の FlexiCaptureが必要です。
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